2022年07月26日
セカンドハラスメント
前回からのハラスメントつながりです。
セカンドハラスメントをご存じでしょうか?
自分が受けたハラスメントを同僚や上司などに相談したことで、
その相談相手に責められたり嫌がらせを受けるハラスメントの事を言います。
例えば、相談相手から
あなたが悪いからハラスメントされるんじゃあないの?と疑われたり、
ハラスメントが表に出ると会社の評判が落ちるから黙っていたほうがいい、と口止めされたり、
あなたのハラスメントなんてたいしたことない、私の方がもっとひどかった、と言われたり、
証拠はあるの?作り話じゃあないの?と疑われたり
あの人(加害者)はああいう性格だから仕方ない、と諦めるよう仕向けられたり…
そうするとハラスメントを受けた人は、
相談しても仕方がないと思って、口を閉ざしてしまいます。
口を閉ざすことで、問題は隠され、水面下で深刻化します。
セカンドハラスメントを行うのは、ただでさえ傷ついた被害者を更に傷つける行為であり、
会社やその団体にとっても不利益でしかありません。
上司など、相談を受ける立場の人は、
自分の言葉がセカンドハラスメントになっていないかどうかをチェックする必要があります。
ハラスメントのない安心できる職場で、職員が思いっきり力を発揮する事こそが、
会社や団体の大きな利益になるのです。
Posted by 小野田ナオミ at 18:30│Comments(0)
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