2022年10月13日
学校給食 公開質問状
9月26日付けで、
前市議会議員の澤田恵子さん、元市議会議員の前崎みち子さん、
元市議会議員の浅尾栄子さんから
新城市議会の全議員へ公開質問状が届きました。
提出者は、「私たちも市議会議員であった経験から、
学校給食共同調理場計画には疑問を持ち、異常な事態だと考えております。」
との思いで質問されましたので、私は以下のように回答しました。
質問1 市民による署名運動が起きていることについての見解をお伺いします。
回答1 署名運動は市民の問題提起と考えます。
質問2 建設用地には様々な問題がありますが、どのように認識されているのかお伺いします。
回答2 問題はありましたが、是正しながら共同調理場整備に向けて進めていると認識しています。
質問3 児童・生徒数の予想以上の減少及び校舎の老朽化に伴う統廃合も視野に入れて、
この事業を考えることについての見解をお伺いします。
回答3 今後の生徒数減少や老朽化による学校統廃合への地域住民の合意、
その間の給食室の備品修理や購入、老朽化による施設修繕、そして改築決定後には、
各校毎に必要となる設計や敷地確保、取り壊し費用や備品・什器の購入、
また改築時に作れない給食を弁当にするのかなど、それらに係る予算や管理、負担などを
視野に入れればこそ、今、共同調理場は必要だと考えます。
質問4 食育の面から「給食室が無くなる」ことの意味は大きいと考えられるが見解をお伺いします。
回答4 質問の「食育の面から『給食室が無くなる』ことの大きな意味」について、
具体的にどういった事なのか、を教えていただきたいです。
「新城の宝」は安全でおいしい給食を継続して食べ元気に育つ子どもたちのことであり、
給食室や共同調理場は、そのツールであると考えます。
※公開質問状に提出者の考えとして、「学校から給食室が無くなることは、
後に新城の宝を失うことになるのではないでしょうか」と書いてありました。
質問5 災害時を考えた時、自校式給食から共同調理場への移行理由について
市の説明や考えが変わったことへの見解をお伺いします。
回答5 そもそも給食室を使うにせよ共同調理場を使うにせよ、発災後は、建物が無事である事、
電気・ガス・水道が使えて備品等の破損がない事、衛生面で問題がない事、
厨房機器が使える調理員が居る事が大前提となります。
また学校の給食室は食材をストックしていません。
よって市の説明や考えが変わった事への見解云々以前に、
大勢が避難するような大災害時に、地域住民が給食室を使用するのは難しいと考えます。
質問6 建設資材の不足・高等による建設費増大への懸念や市民への説明不足によって、
理解されないまま進められてきたこの事業は延期を含め、
見直しを検討すべきではないかと考えられますが見解をお伺いします。
回答6 慢性的な調理員不足、給食室の老朽化(現在、築30年以上が15校あります)や
衛生面の心配、調理員が同じ部屋で細心の注意を払ってつくるアレルギー対応食、
食材納入可能な地元商店の減少など、様々な問題を先延ばしすることにより、
現場が疲弊したり給食が長期間ストップする可能性が高くなります。
これらを改善し、共同調理場整備に係る市民負担を減らすためにも、
合併特例債が活用できる期間内(令和7年度まで)に整備するべきであり、
大災害など不測の事態を除き、延期は必要ないと考えます。
Posted by 小野田ナオミ at 10:16│Comments(0)
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